熱ルミネセンス線量計(読み)ネツルミネセンスセンリョウケイ

デジタル大辞泉 「熱ルミネセンス線量計」の意味・読み・例文・類語

ねつルミネセンス‐せんりょうけい〔‐センリヤウケイ〕【熱ルミネセンス線量計】

放射線計測する線量計一種。放射線の刺激を受けた蛍光体を加熱すると、光を放射する熱ルミネセンスという現象を利用する。放射線の吸収量が発光量にほぼ比例するため、線量を測定することができる。蛍光体として弗化リチウム弗化カルシウムなどが用いられる。TLD(thermoluminescent dosimeter)。熱蛍光線量計。→蛍光ガラス線量計
[補説]原子力施設での放射線管理や環境中の積算線量の計測などに利用される。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android