積算線量(読み)セキサンセンリョウ

デジタル大辞泉 「積算線量」の意味・読み・例文・類語

せきさん‐せんりょう〔‐センリヤウ〕【積算線量】

ある地点で一定期間に外部から受ける放射線総量。空気中の放射線を常時監視するモニタリングポストや放射線治療・診断を行う医療施設などで測定される。単位シーベルトまたはグレイ。→空間放射線量率
[補説]国際放射線防護委員会ICRP)は、人が受ける年間積算線量の許容量として、平常時は1ミリシーベルト以下、原子力事故などの緊急時は20~100ミリシーベルト、事故後の復旧期は1~20ミリシーベルトとする指標を示している。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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