熱史インバースモデリング(読み)ねつしインバースモデリング

最新 地学事典 の解説

ねつしインバースモデリング
熱史インバースモデリング

thermal history inverse modeling

希ガスやフィッショントラック(FT)などの熱年代データから,地質試料が経験した熱史を逆問題として定量的に復元する手法。熱史の逆解析とも。広く用いられている手順は,1)各鉱物種における娘核種の熱拡散または,FTの熱アニーリングの記述式を,加熱時間と温度の関数として実験的に決定,2)その記述式を熱史解析のアルゴリズムに取り入れ,ある熱史に対して各熱年代計の観測量(例えば,りん灰石のFT年代とトラック長分布など)を与える順計算モデルを構築,3)モンテカルロ法などによって熱史をランダムに発生させ,観測量と良い一致を示す熱史のみを抽出。参考文献:末岡ほか(2019) 地学雑誌,Vol.128

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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