コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

熱拡散 ねつかくさん thermal diffusion

5件 の用語解説(熱拡散の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

熱拡散
ねつかくさん
thermal diffusion

混合流体の温度が一様でないとき,高温側に一方の成分が,低温側にほかの成分が集る現象。普通は軽い成分が高温側に集るが,低温になると逆転することもある。同位体の分離などに応用される。なお,伝熱工学の分野では k/(Pcp) を熱拡散率と呼ぶことがあるが,これは上記の熱拡散とは全く関係がない。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

ねつ‐かくさん〔‐クワクサン〕【熱拡散】

混合流体の内部に温度差があるとき、各成分流体それぞれが少しずつ一方の方向に移動して、全体の成分組成が拡散する現象。ふつう重い分子が低温側に移動する。気体の熱拡散は、同位体の分離などに利用。温度拡散

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

熱拡散【ねつかくさん】

2種の気体を混合して管に入れ,両端を異なる温度に保つと,重い分子が低温側,軽い分子が高温側に移る拡散現象。同位元素の分離に利用される。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

岩石学辞典の解説

熱拡散

(1) 温度分布が一様でない混合流体で,温度勾配が駆動力となって拡散が起こり,その結果濃度勾配が形成され,一方の成分を高温側へ,他方の成分を低温側へ寄せ付ける拡散現象が生じる.これをソレー効果(Soret effect)という.熱拡散は温度拡散ともいう.(2) 熱が高温領域から低温領域に拡散する現象をいい,その強さは熱拡散率で表される.

出典|朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

ねつかくさん【熱拡散】

二種の成分からなる流体に場所による温度差を与えたとき、一方の成分が高温側へ、他方の成分が低温側へ移動して成分組成の変化を生ずる現象。普通は軽い成分が高温側へ、重い成分が低温側へ移動する。気体の熱拡散は同位体の分離に利用される。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の熱拡散の言及

【拡散】より

…これも拡散現象であり,このように同種類の物質における拡散を自己拡散と呼ぶ。茶わんに熱い茶をいれると,しだいに外側まで熱くなってくるが,これは固体内での熱エネルギーの拡散現象で,熱拡散と呼ばれている。ただしストーブで部屋が暖まるのは対流によるもので,空気中における熱拡散はきわめて緩慢である。…

※「熱拡散」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

熱拡散の関連キーワード普通の体でない斑斑し温度勾配偽和剤速度分布則ネルンスト効果(電流磁気効果)ベネディックス効果マクスウェル気体マクスウェル‐ボルツマンの速度分布則マグヌスの法則

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

熱拡散の関連情報