熱変成作用(読み)ネツヘンセイサヨウ(その他表記)thermal metamorphism

関連語 名詞

岩石学辞典 「熱変成作用」の解説

熱変成作用

温度上昇が基本的な原因再結晶作用が行われた変成作用[Harker : 1889, 1932, Rinne & Boeke : 1908].熱変成作用は熱の影響だけでなく,圧力化学変化なども関係するので,熱の供給形態を重視して接触変成作用とよぶことが多く,接触変成作用と同じに使用する.パイロコウスティック変成作用(pyrocaustic metamorphism)[Bunsen : 1849].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の熱変成作用の言及

【変成作用】より

…このようなプロセスは変質作用や風化作用の場合とよく似ている。
[変成作用のおもな種類]
 (1)熱変成作用 おもに熱の作用によって起こる変成作用のこと。ふつうは接触変成作用に対して用いる。…

※「熱変成作用」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む