recrystalization
岩石中で固体(少なくとも大部分が)の状態で新しい結晶ができること。石灰岩やチャートの再結晶のように原岩の鉱物と同じ鉱物ができることもあるが,一般には別の鉱物ができるので,新鉱物形成作用(neomineralization)ということがある。再結晶は温度・圧力などの外的条件が変化し,原岩の鉱物が不安定になって,新しい鉱物が成長することにより起こる。再結晶の臨界温度は変形を伴うと低下する。再結晶は結晶が内部歪みをもつ場合には促進される,焼なましの現象である。また結晶の粒界面は自由エネルギーをもち,再結晶によってこれを最小にしようとし,近くの同種鉱物が集まって大きい結晶になろうとする(オストワルド・ライプニング)。再結晶により岩石が粗粒になるのはこのため。
執筆者:端山 好和
参照項目:オストワルド・ライプニング
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…このとき砂岩や泥岩に含まれる石英,斜長石,雲母などの鉱物は化学反応を起こして,黒雲母やキン青石,カリ長石などの鉱物が生ずる。このように岩石中で新しく鉱物が成長するプロセスを再結晶作用という(再結晶作用という場合,微粒の結晶が大きく成長するプロセスもいうが,ふつうは化学反応によって新しく鉱物が成長することをいう)。このように考えると再結晶作用は変成作用のおもなプロセスであるといえる。…
※「再結晶作用」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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