爪切(読み)つまぎり

精選版 日本国語大辞典 「爪切」の意味・読み・例文・類語

つま‐ぎり【爪切】

〘名〙
① はきものの爪先がすり切れていること。爪先が破れていること。
浮世草子・好色三代男(1686)四「はだには布子木綿帯足袋もつま切(ギリ)可笑(おかしき)に」
② 吉原下駄のこと。
※東京風俗志(1899‐1902)〈平出鏗二郎〉中「日和下駄角形・丸形〈外方形〉・つま切〈吉原下駄〉共に行はるれど」

つめ‐きり【爪切】

〘名〙 爪をはさみ切るのに用いる道具。つまきり。
※みごとな女(1934)〈森本薫〉「今お店へ来た人ね、爪切りを呉れっていうのよ」

つま‐きり【爪切】

〘名〙 手足の爪を切るための小刀。つめきり。〔運歩色葉(1548)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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