爪木崎(読み)つめきざき

改訂新版 世界大百科事典 「爪木崎」の意味・わかりやすい解説

爪木崎 (つめきざき)

静岡県下田市,須崎半島(柿崎半島)南東端の岬。標高約20mの隆起海食台で,灯台があり,周辺は海食崖にかこまれる。西側崖下には柱状節理をもつ安山岩が波の浸食によって形成された俵磯とよばれる奇岩がある。温暖な海洋性気候の無霜地帯で,ハマユウスイセンなどの群落がみられ,12月下旬から1月末には水仙まつりが行われる。黒崎,荒磯,灯明台跡を経て須崎恵比須島にいたる自然遊歩道がある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 北川

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android