柱状節理(読み)チュウジョウセツリ

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精選版 日本国語大辞典 「柱状節理」の意味・読み・例文・類語

ちゅうじょう‐せつりチュウジャウ‥【柱状節理】

  1. 〘 名詞 〙 マグマの固結冷却に伴う体積の収縮によって生じる多角形柱状の割れ目。兵庫県の円山川沿いにある玄武洞、下北半島材木岩などに見られる。〔英和和英地学字彙(1914)〕

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最新 地学事典 「柱状節理」の解説

ちゅうじょうせつり
柱状節理

columnar joint

2方向以上の節理面が発達し,断面が多角形(多くは六角形)の柱状の岩塊を形成している節理をいう。玄武岩などの溶岩のほか,岩脈・岩床や火砕流堆積物の強溶結部でもしばしばみられ,柱の向きは冷却面に垂直。岩体表層の冷却時の体積収縮または発泡による内部の膨張によって形成されたと考えられる。板状節理より遅れて低温で形成され,節理面に分結物はみられない。兵庫県の玄武洞や北海道層雲峡の柱状節理は有名。柱状節理の間隔(spacing)は冷却速度と相関し,ゆっくり冷えれば間隔が大きくなると考えられている(Spry, 1962)。

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参照項目:板状節理

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岩石学辞典 「柱状節理」の解説

柱状節理

熔岩などの流動体が冷却すると表面に核が形成され,これを中心固化が始まる.表面の状態がどこも同じであれば,等距離の点に核ができて固化が始まり体積が収縮するため,表面には蜂の巣に似た六角に近い形のひび割れが形成される.さらに表面から直角に内部に向かって固化し体積が減少するため,六角柱のような岩石柱集合が形成される.これが柱状節理で,地表に流出した熔岩流ではしばしば観察することができる.

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世界大百科事典(旧版)内の柱状節理の言及

【節理】より

…花コウ岩などの酸性深成岩類には互いにほぼ直交する3方向の節理が発達することが多く,これによって大きな立方体のブロックが生成される。火山岩岩脈や溶岩,溶結凝灰岩には,断面の形が六角形ないし三角形で長柱状をなす柱状節理が見られる。節理の伸長方向は冷却時の等温面に直交する。…

【溶岩流】より

…平坦地では扇状地状に広がるが,そのときは溶岩流の中に樹枝状の流路が生じ,新鮮な溶岩が先端部へ補給されるようになる。固結した溶岩の断面にはしばしば多角柱状の冷却割れ目がみられ,柱状節理columnar jointと呼ばれる。溶岩が水底に噴出すると,水により急冷・破砕され,細粒岩片の集合体(ハイアロクラスタイト)になることが多いが,とくに高温の玄武岩質溶岩の場合は,楕円体の袋や筒の集合体からなる枕状溶岩が生じる。…

※「柱状節理」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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