日本歴史地名大系 「爺々岳」の解説 爺々岳ちやちやだけ 北海道:根室支庁留夜別村爺々岳留夜別村にある標高一八二二メートルの活火山で、円錐形の外輪山。「爺岳」とも記す(「北海道実測切図」ほか)。当岳には多くの峡谷があり、国後(くなしり)島の東・北・西海岸に流れ落ちている。松浦武四郎は「王父山、本名夷語にてチヤチヤノボリなるべきを、何時の時よりか王父山また翁岳とす」「島中の親父と云義なるべし(中略)半腹より上ニは硫黄気多くして樹木不生、半腹より下に椴、雑木繁茂す。嵯峨として其山甚景色よろし。古来より云伝ふるニ、夷人も此山には上りたるものなしと。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by