留夜別村(読み)るよべつむら

日本歴史地名大系 「留夜別村」の解説

留夜別村
るよべつむら

面積:九六〇・二七平方キロ(境界未定)

大正一二年(一九二三)国後くなしり郡留夜別村と大滝おおたき村が合併し、二級町村留夜別村が成立。国後島の北部を占め、南部のとまり村との境は太平洋岸のキナカイとオホーツク海側のニキシロを結ぶ線である。海岸線は約二四〇キロ。中央部は森林地帯で爺々ちやちや(一八二二メートル)ルルイ岳(一四八六・三メートル)があり高山植物などが豊富である。

明治二年(一八六九)の国郡画定により千島国国後郡に所属。同一三年泊村外四ヶ村戸長役場の所轄。同二八年留夜別村外一ヶ村戸長役場を留夜別村に設置する。大正一三年の戸口は三七六戸・一千八七八人(同年「留夜別村勢一班」)


留夜別村
るよべつむら

[現在地名]国後くなしり郡留夜別村大字留夜別村

明治初年から大正一二年(一九二三)までの村。国後島の北東部に位置し、西は大滝おおたき村、南は東沸とうふつ村、東は太平洋に面する。北東端に海上に突き出たアトイヤ岬があり、その南西に西ビロク湖・東ビロク湖、大滝村との境界近くに爺々ちやちや(一八二二メートル)がある。明治二年(一八六九)国後郡が設置されたあと、同六年までにルヨベツチクニヲヘウケトマリヒラウシトマリシラリカントマリヲタイハケアトイヤヒリクなどを包含してルヨベツ村が成立。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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