デジタル大辞泉 「爾汝」の意味・読み・例文・類語 じ‐じょ【×爾×汝】 《「爾」も「汝」も、なんじの意》相手を、「おまえ」「きさま」のように遠慮なく呼び合うこと。「参謀本部に長たる某将軍とは―の間なる舅中将の話なりき」〈蘆花・不如帰〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「爾汝」の意味・読み・例文・類語 じ‐じょ【爾汝】 〘 名詞 〙 人を軽んじて、または親しんで呼びすてにすること。「おまえ」「きさま」呼ばわりをすること。[初出の実例]「徳不レ為不レ尊。然与二群衲一相爾汝」(出典:済北集(1346頃か)八・煎茶軸序)「某将軍とは爾汝(ジヂョ)の間なる舅中将の話なりき」(出典:不如帰(1898‐99)〈徳富蘆花〉中)[その他の文献]〔孟子‐尽心・下〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「爾汝」の読み・字形・画数・意味 【爾汝】じじよ おまえ。人を軽んじていう。また、人を親しんでいう。唐・杜甫〔酔時の歌〕詩 形をれては爾汝といふに到る 痛飮、眞に予(わ)が師なり字通「爾」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報