片倉権次郎(読み)カタクラ ゴンジロウ

20世紀日本人名事典 「片倉権次郎」の解説

片倉 権次郎
カタクラ ゴンジロウ

昭和期の農業家



生年
明治43(1910)年10月3日

没年
昭和58(1983)年

出生地
山形県川西町

学歴〔年〕
高等小学校〔大正14年〕卒

経歴
3.3ヘクタールの水田稲作従事。反収5石(750キログラム)を超える多収穫技術を確立。青年時代から農事試験場篤農家の田中正助に学び、昭和9年の大凶作時、平年作を維持した。穂数や粒数を多くして収量をあげる従来の方法の逆をいく技術で、稔実歩合を高め、千粒重を重くする。肥料も元肥少肥、追肥多肥の出穂期に重点をおく稲作技術で戦後国策として推進された多収穫奨励時代、片倉式といわれて全国に普及された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android