片山津村(読み)かたやまづむら

日本歴史地名大系 「片山津村」の解説

片山津村
かたやまづむら

[現在地名]加賀市片山津町・片山津温泉かたやまづおんせん

潟山津とも書き柴山しばやま潟の西岸に位置する。中世は富墓とみつか庄に含まれる。応永二〇年(一四一三)一一月二日の預所筑前守知職寄進状(菅生石部神社文書)によると筑前守が菅生すごう社に寄進した富墓庄預所分のうちに「田□参段卅代 此内弐段片山津老阿前在之」があり、また東を柴山潟、南を毘沙門堂林、西・北を大道に囲まれていた天涯てんがい山は当地西の丘陵地に比定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android