精選版 日本国語大辞典 「片月見」の意味・読み・例文・類語
かた‐つきみ【片月見】
〘名〙 八月十五夜、九月十三夜のうちどちらか一方の月見しかしないこと。また、八月十五夜の月見に招かれて、九月十三夜の月見に招かれないこと。特に江戸吉原では十五夜に遊興をした者が、十三夜に登楼しないことをいい、忌むべきこととした。《季・秋》
※雑俳・柳多留‐七(1772)「心外とやいはんむす子片月見」
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