登楼(読み)トウロウ

精選版 日本国語大辞典 「登楼」の意味・読み・例文・類語

とう‐ろう【登楼】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 高い建物に登ること。〔晉書‐劉琨伝〕
  3. 妓楼などにあがって遊興すること。
    1. [初出の実例]「登楼(トウロウ)茶屋行」(出典洒落本・虚実柳巷方言(1794)中)
    2. 「明るいうちから登楼(トウロウ)するのも、何だかきまりが悪いから」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉三)
    3. [その他の文献]〔南宋市肆記〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「登楼」の読み・字形・画数・意味

【登楼】とうろう

高楼に登る。〔晋書、劉伝〕、晉陽に在り、嘗(かつ)て胡騎の圍むと爲ること數重(すうちよう)。中窘(きんぱく)して計無し。乃ちに乘じて樓に登り嘯す。之れを聞き、皆凄然として長す。

字通「登」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む