片蔵村(読み)かたくらむら

日本歴史地名大系 「片蔵村」の解説

片蔵村
かたくらむら

[現在地名]堺市片蔵・若松台わかまつだい二―三丁・茶山台ちややまだい二―三丁・原山台はらやまだい五丁・庭代台にわしろだい一―四丁

石津いしづ川上流にあり、豊田とよだ村の南にあたる。大鳥郡に属する。中世若松庄に含まれた。中村結鎮御頭次第(奥野健一家文書)の文明二年(一四七〇)に「衛門三郎カタクラ善アミアト」「カタクラ孫太郎庄司正頭、有フシン」とある。文禄三年(一五九四)の上神谷内片蔵釜室検地(同文書)によると両村合せて田数七一町一反余・畑数八町八反余、惣高八五〇石余。検地は二五〇歩が一反で実施された。慶長一〇年(一六〇五)和泉国絵図には「片倉村」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android