日本歴史地名大系 「若松庄」の解説
若松庄
わかまつのしよう
現堺市の南東部、
若松庄
わかまつのしよう
庄域は現金沢市若松町を中心とする浅野川中流東岸一帯に比定される。文和三年(一三五四)一二月九日の足利尊氏袖判下文案(狩野文書、以下断らない限り同文書)に備後彦太郎跡の「加賀国若松庄地頭職」を狩野伊豆守義茂に勲功の賞として宛行ったとある。ところが「仁木左京大夫入道」(頼章か)が掠奪したため、康安元年(一三六一)義茂に改めて返付された(同年一二月一五日足利義詮御判御教書案)。仁木氏は庶流の弥太郎義有が隣接する
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報