片鉾村
かたほこむら
[現在地名]枚方市片鉾本町・片鉾東町・北片鉾町・上野三丁目・交北一―二丁目
交野郡に属し、丘陵地に位置する。村の北端を穂谷川が西に流れる。西は小倉村。延暦四年(七八五)桓武天皇によって郊祀壇が築かれた「交野柏原」(「続日本紀」同年一一月一〇日条)は当地といわれる(河内志)。村名は、その郊祀の祭具として用いられた片鉾によるとする説(大阪府全志)、産土神が山城石清水八幡宮から勧請されたため、同宮の祭礼のとき御鉾一本の神役を勤めたことによるとする説(「八幡宮縁起」山中家文書)などがある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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