牛岳(読み)うしだけ

日本歴史地名大系 「牛岳」の解説

牛岳
うしだけ

婦負郡山田村と東礪波(ひがしとなみ)郡庄川(しようがわ)町・利賀(とが)村にまたがる山塊。標高九八七・一メートル。その名称は、「越中旧事記」には「弥生の頃ほひ、雪の消かゝる時は、牛のかたちに能似たり、是れによつて名とすとなり」とある。また遠望すると牛の伏している姿に似ており、伝承では牛に乗ってこの山に登った大国主命が谷々の荒振る神々を平定し、その蹄の跡が岩石に残っているからだともいう。牛岳というのは婦負郡側の呼称で、東礪波郡側では鍬崎(くわさき)山とよばれてきたが、山名からこの山の農耕神的な性格がうかがえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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