牛森古墳(読み)うしもりこふん

日本歴史地名大系 「牛森古墳」の解説

牛森古墳
うしもりこふん

[現在地名]米沢市万世町牛森 細越

天王てんのう(梓川)西岸の高位段丘の突端部にある。八世紀後半の当地域における最終末古墳。かつて付近に数基の円墳があり、そこから出土した鉄製蕨手刀銘に「天平宝字天国」という銘があったと伝えられているが現存しない(山形県史)。昭和五〇年(一九七五)の調査によれば、直径五・六メートル、高さ一メートルの不整円形をした円墳で、内部構造は凝灰岩割石で低く構築された横穴式石室である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android