牛沢新堀堰(読み)うしざわしんぼりせき

日本歴史地名大系 「牛沢新堀堰」の解説

牛沢新堀堰
うしざわしんぼりせき

大沼郡新鶴にいつる鶴野辺つるのべ新田の南で旧みや(鶴沼川)左岸より取水し、標高一九五メートルの等高線を縫って、同村沖中田おきなかだ阿久津あくつを経て新屋敷しんやしきと大きく迂回屈曲し、会津坂下町若宮わかみや地区の東部を灌漑する。「新編会津風土記牛沢村の項に「明暦二年此村の郷頭佐原吉左衛門と云者家資を出し多くの人夫を雇ひ、大沼郡高田組境野村の境内より宮川を引き、渠を鑿こと凡二里十七町余、同三年に其功成る」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android