牛溲馬勃(読み)ギュウシュウバボツ

デジタル大辞泉 「牛溲馬勃」の意味・読み・例文・類語

ぎゅうしゅう‐ばぼつ〔ギウシウ‐〕【牛×溲馬勃】

韓愈「進学解」から》牛の尿と馬のふん価値のないもの、役に立たないもののたとえ。

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精選版 日本国語大辞典 「牛溲馬勃」の意味・読み・例文・類語

ぎゅうしゅう‐ばぼつギウシウ‥【牛溲馬勃】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「牛溲」は牛の小便。「馬勃」は馬の糞 ) 価値のないもの、役に立たないもののたとえ。
    1. [初出の実例]「纜が一命は、牛溲馬勃(バボツ)敗鼓のかは、おししとは存ぜね共」(出典浄瑠璃・関八州繋馬(1724)三)
    2. [その他の文献]〔韓愈‐進学解〕

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四字熟語を知る辞典 「牛溲馬勃」の解説

牛溲馬勃

価値のないもの、役に立たないもののたとえ。

[使用例] 国家理民の上において、牛溲馬勃の一用あらんもまた知るべからず[辻弘想*開化のはなし|1879]

[使用例] 牛溲馬勃また必ずしも「きたなき」の一語をもって排し去るを得んや[正岡子規*俳句問答|1896]

[解説] 「牛溲」は牛の小便。「馬勃」は馬の糞。

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