日本歴史地名大系 「牛込馬場先片町」の解説 牛込馬場先片町うしごめばばさきかたまち 東京都:新宿区旧牛込区地区牛込馬場先片町[現在地名]新宿区西五軒町(にしごけんちよう)宝蔵(ほうぞう)院の北方に位置する拝領町屋で、四周を武家地に囲まれる。牛込矢来下(うしごめやらいした)にあった瑞雲院広敷番服部源右衛門ほか三名の拝領地が明暦三年(一六五七)に上地され、当地に替地を下渡されて町屋を開いたことが当町の起立である。古く当地は牛込村の沼地であったが、承応年中(一六五二―五五)に埋立てられて武家屋敷などに割られた。町名はこの折に築かれた小日向(こびなた)馬場の隣接地であったことに由来。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報