日本歴史地名大系 「牛込高田町」の解説 牛込高田町うしごめたかだまち 東京都:新宿区旧牛込区地区牛込高田町[現在地名]新宿区西早稲田(にしわせだ)一丁目明治二年(一八六九)牛込(うしごめ)放生寺(ほうしようじ)門前に放生寺・高田八幡宮境内を併せて成立。町名は高田馬場の近傍に位置したことによる。高田八幡宮は牛込の総鎮守で、寛永一三年(一六三六)に幕府弓隊の射術練習のため当地に的山を築造し、八幡宮が源家の宗廟で弓箭の守護神であるので勧請した。同一八年に中野宝泉(ほうせん)寺の良昌を社僧として招き草庵を建てようと山裾を削ると窟中から阿弥陀像が出てきたことから、俗に穴(あな)八幡と称する(江戸名所図会)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報