牛頭村(読み)ごうずむら

日本歴史地名大系 「牛頭村」の解説

牛頭村
ごうずむら

[現在地名]掛川市逆川さかがわ

池下いけした村の東にあり、村名は牛頭天王社にちなむ(掛川誌稿)。寛永新道が開かれる以前は東海道往還の地であった。文禄二年検地高目録にみえる「江戸村」(こうと村)当地とされ、高二四九石余。正保郷帳では牛頭村と記され、田方一四三石余・畑方五九石余、幕府領掛川藩預地。元禄郷帳では高二五三石余。国立史料館本元禄郷帳では幕府領。享保郷村高帳では掛川藩領。文政一二年(一八二九)の御高等書留によれば高二五三石余(うち新田五〇石余)、毛付高二〇二石余の納辻米二三三俵余、小物成(種別不明)は三六文、家数五八(本家四七・柄在家一一)・人数二七九、馬一三。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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