牢守(読み)ろうもり

精選版 日本国語大辞典 「牢守」の意味・読み・例文・類語

ろう‐もりラウ‥【牢守】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 牢の番をする者。牢の番人牢番
    1. [初出の実例]「科もなき牢守共を打ころさんも無ざんなり」(出典:幸若・景清(室町末‐近世初)下)
  3. 江戸時代、大坂町奉行所付属の与左衛門町牢屋を管理したもの。江戸の町奉行所付属の小伝馬町牢屋における囚獄(しゅうごく)(=牢屋奉行)に当たるもの。定員二人。一〇石、三人扶持。配下に牢番八人、牢扶持焚人足若干名がいた。安永九年(一七八〇)廃止され、以後は大坂町奉行配下の同心が管理した。本所奉行所管の本所牢屋、大坂代官所管の天王寺地内牢屋などにもおかれた。〔享保以来御取計替候ケ条書‐天明七年(1787)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「牢守」の読み・字形・画数・意味

【牢守】ろうしゆ

固く守る。

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