牢屋奉行(読み)ロウヤブギョウ

デジタル大辞泉 「牢屋奉行」の意味・読み・例文・類語

ろうや‐ぶぎょう〔ラウヤブギヤウ〕【×牢屋奉行】

江戸幕府職名町奉行支配下にあって、牢屋・入牢者に関することを取り扱った。代々石出帯刀いしでたてわき世襲。牢奉行。囚獄

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精選版 日本国語大辞典 「牢屋奉行」の意味・読み・例文・類語

ろうや‐ぶぎょうラウやブギャウ【牢屋奉行】

  1. 〘 名詞 〙 江戸幕府の職名。町奉行の支配に属し、牢屋の管理囚人の取り締まりに任じたもの。囚獄が正式の称。石出帯刀の世襲。配下に牢屋同心、牢屋下男などがいた。三百俵高、一〇人扶持。牢奉行。〔明良帯録(1814)〕

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世界大百科事典(旧版)内の牢屋奉行の言及

【石出帯刀】より

…江戸小伝馬町牢屋の長。職名を囚獄(しゆうごく)と称するが,牢屋奉行とも俗称した。江戸幕府創立以来石出家が世襲し,帯刀を名のった。…

※「牢屋奉行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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