牢落(読み)ろうらく

精選版 日本国語大辞典 「牢落」の意味・読み・例文・類語

ろう‐らく ラウ‥【牢落】

〘名〙 まばらなこと。また、おちぶれること。価値をとどめないこと。落魄
本朝無題詩(1162‐64頃)五・歳暮言志〈藤原茂明〉「老鬢蹉蛇齢已暮、宦情窂落力先衰」 〔司馬相如‐上林賦〕

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普及版 字通 「牢落」の読み・字形・画数・意味

【牢落】ろう(らう)らく

広漠として寂しいさま。晋・陸機〔文の賦〕心牢として偶無く、徘徊して(と)る能はず。石、玉を(つつ)みて山輝き、水、珠を懷(いだ)きて川媚(うるは)し。彼の榛(しんこ)(雑木)の翦(き)る勿(な)きも、亦た榮を集翠鳥)に(かうむ)る。

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