犯意(読み)ハンイ

デジタル大辞泉 「犯意」の意味・読み・例文・類語

はん‐い【犯意】

その行為犯罪となることを知りながら行おうとする意思

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精選版 日本国語大辞典 「犯意」の意味・読み・例文・類語

はん‐い【犯意】

  1. 〘 名詞 〙 刑法上、罪を犯す意思をいう。過失とともに責任条件一つとされ、法律に特別の規定がある場合のほか、犯意のない行為は処罰されない。故意。〔現代大辞典(1922)〕

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普及版 字通 「犯意」の読み・字形・画数・意味

【犯意】はんい

故意にする。

字通「犯」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の犯意の言及

【故意】より

…刑法では,過失を処罰する特別な規定のない場合には,故意のないかぎり犯罪は成立しないので(刑法38条1項),故意の意義が重要な問題になる。 刑法上の故意とは,つまり犯罪を犯す意思(犯意)であり,犯罪事実の認識をいう。故意があるというためには,(1)各犯罪を構成する客観的事実を認識しなければならない。…

※「犯意」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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