きょうげん‐づくしキャウゲン‥【狂言尽】
- 〘 名詞 〙
- ① 能楽で、狂言だけを上演すること。また、その会。
- [初出の実例]「喜多舞台に、第一回狂言尽を催すこととなりたるが」(出典:東京日日新聞‐明治三六年(1903)二月二七日)
- ② ( 若衆歌舞伎が禁止され、野郎歌舞伎が再開されたときの「物真似狂言尽し」の略称 ) 歌舞伎芝居のこと。
- [初出の実例]「上るりあやつり・狂言(キャウゲン)づくし、惣別見物なども折節はよからんか」(出典:子孫鑑(1667か)上)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の狂言尽の言及
【古今役者物語】より
…1678年(延宝6)刊。別称《狂言尽》。寛文(1661‐73)ころの舞台面を描き,せりふや歌の詞章が記されている。…
※「狂言尽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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