狐疑逡巡(読み)コギシュンジュン

デジタル大辞泉 「狐疑逡巡」の意味・読み・例文・類語

こぎ‐しゅんじゅん【×狐疑×逡巡】

[名](スル)疑いためらってぐずぐずすること。「狐疑逡巡してチャンスを逃がす」

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精選版 日本国語大辞典 「狐疑逡巡」の意味・読み・例文・類語

こぎ‐しゅんじゅん【狐疑逡巡】

〘名〙 疑い深くて決心がつかないでぐずぐずすること。
其面影(1906)〈二葉亭四迷〉七七「だから事に当って何時も狐疑逡巡(コギシュンジュン)する」

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四字熟語を知る辞典 「狐疑逡巡」の解説

狐疑逡巡

疑い深くて決心がつかないでぐずぐずすること。

[活用] ―する。

[使用例] 幼い子供のとき、店の間の畳の上へ下りて行くときの、あの狐疑逡巡の気持ちと同じではなかったか[宇野千代*或る一人の女の話|1972]

[使用例] 私は苦笑するほかはなかった。あの時、私は確かに狐疑逡巡はしなかった。逡巡するだけの暇がなかった[福永武彦海市|1968]

[解説] 「狐疑」はキツネ性質が非常に用心深いということから、疑い深くてなかなか決心がつかないこと。「逡巡」はためらうこと。

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