狐釣(読み)きつねつり

精選版 日本国語大辞典 「狐釣」の意味・読み・例文・類語

きつね‐つり【狐釣】

〘名〙
① わななどを仕掛けて、狐を捕えること。また、その人。《季・冬》
浄瑠璃・国性爺後日合戦(1717)四「狐釣の名人夫婦有」
歌舞伎で、合方一つ
洒落本田舎芝居(1787)五立目「きつねつりのやうな相方になり」
室内遊戯の一つ。開いた扇子で顔をおおい、逃げ回る人を追って捕える。「めんない千鳥」の類。
※洒落本・女郎買之糠味噌汁(1788)発端「これからきつねつりにしよふ」

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「狐釣」の解説

狐釣
(別題)
きつねつり

歌舞伎・浄瑠璃の外題
元の外題
狐釣り
初演
享保4.11(江戸城二の丸)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報