精選版 日本国語大辞典 「狗の児ろ草」の意味・読み・例文・類語 えのころ‐ぐさゑのころ‥【狗児草・狗尾草】 〘 名詞 〙 イネ科の一年草。各地の空地や道端にきわめて普通に生える。高さ三〇~七〇センチメートル。葉は細長く、夏、茎の頂に多数の花を密につけた長さ六~九センチメートルの緑色の円柱形の穂を出し、先端は重みで傾く。花が小犬の尾に似ているのでこの名があるという。漢名、狗尾草。えのこぐさ。ねこじゃらし。えぬのこぐさ。《 季語・秋 》 〔撮壌集(1454)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例