狛弁才天社(読み)こまべんざいてんしや

日本歴史地名大系 「狛弁才天社」の解説

狛弁才天社
こまべんざいてんしや

[現在地名]山城町椿井 天敷堂

明治年間に山城町の松尾まつお神社に合祀されたが、椿井つばい集落東部の丘陵弁天べんてん山に弁才天を祭神とする本殿拝殿がある。この本殿に明治期に社司が御幣を納め、市杵島姫いちきしまひめとして祭神の手続をして以来、市杵島姫神社ともよばれる。西隣に、もと宮寺として建立された臨済宗妙心寺派玉台ぎよくたい寺がある。永享九年(一四三七)狛一族の守護神として狛但馬守頼久が造営し、寛正三年(一四六二)狛山城守秀盛が今の地に移したと伝える(「狛家系譜写」狛家蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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