狩野貞信(読み)かのう さだのぶ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「狩野貞信」の解説

狩野貞信 かのう-さだのぶ

1597-1623 江戸時代前期の画家
慶長2年4月7日生まれ。狩野光信長男。2代将軍徳川秀忠につかえる。慶長19年(1614)の名古屋城本丸御殿,元和(げんな)5年の内裏女御御所対面所の障壁画制作に狩野家総領として参加した。元和9年9月20日死去。27歳。京都出身。通称は四郎次郎,左近

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「狩野貞信」の解説

狩野貞信 (かのうさだのぶ)

生年月日:1597年4月7日
江戸時代前期の狩野宗家の画家
1623年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の狩野貞信の言及

【狩野派】より

…室町中期から明治初期まで続いた,日本画の最も代表的な流派。15世紀中ごろに室町幕府の御用絵師的な地位についた狩野正信を始祖とする。正信は俗人の専門画家でやまと絵と漢画の両方を手がけ,とくに漢画において時流に即してその内容を平明なものにした。流派としての基礎を築いたのは正信の子の元信である。漢画の表現力にやまと絵の彩色を加えた明快で装飾的な画面は,当時の好みを反映させたものであり,また工房を組織しての共同制作は数多い障壁画制作にかなうものであった。…

※「狩野貞信」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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