独禁法域外適用(読み)どくきんほういきがいてきよう(その他表記)extraterritorial application of U.S.anti-trust laws

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「独禁法域外適用」の意味・わかりやすい解説

独禁法域外適用
どくきんほういきがいてきよう
extraterritorial application of U.S.anti-trust laws

独占禁止法の効力の及ぶ範囲外国に広げる考え方。アメリカの独禁法域外適用されるようになった背景には,企業活動が国際化し,効果的な規制を行うため外国での活動も対象にするようになったという事情があるが,アメリカは独禁法 (反トラスト法) だけでなく,通商法規や銀行管理法などでも,法律一般の属地主義原則をこえて域外適用している。アメリカの国内法は,制定手続のいかんを問わず,その価値は普遍的だという哲学根底にある。具体的に適用されるのはアメリカ内にある子会社ということになるが,当然しばしば対外摩擦を招いており,独禁当局間の協議,制度の調整が急務になっている。

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