狭山遺跡(読み)さやまいせき

日本歴史地名大系 「狭山遺跡」の解説

狭山遺跡
さやまいせき

[現在地名]瑞穂町箱根ヶ崎 狭山

狭山丘陵の西端に接した武蔵野台地(立川面)にあり、残堀ざんぼり川の水源である狭山池と狭山丘陵との間に位置する。標高は約一三九メートルで低地となっている。昭和四三年(一九六八)の調査でA・B二地点が発掘された。国道一六号寄りに設定されたA地点からは縄文時代中期の加曾利E式土器を伴う住居跡四軒が出土、B地点は低地にあり、かつての狭山池の汀線付近で、古墳時代に構築された溝の中から、旧石器時代後期の六個の細石核と二八個の細石刃や六〇余点の尖頭器および八個のナイフ形石器などが流れ込んだ状況で出土している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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