狷介孤高(読み)けんかいここう

精選版 日本国語大辞典 「狷介孤高」の意味・読み・例文・類語

けんかい‐ここう ‥コカウ【狷介孤高】

〘名〙 (形動) 自分意志をかたく守って、人々から離れ品格を高く保っていること。俗世に超然としていること。
※小説平家(1965‐67)〈花田清輝〉一「狷介(ケンカイ)孤高とでもいうべき、かつての信救得業らしいところが」

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デジタル大辞泉 「狷介孤高」の意味・読み・例文・類語

けんかい‐ここう〔‐コカウ〕【×狷介孤高】

狷介で、ひとり超然としていること。「狷介孤高の士」

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四字熟語を知る辞典 「狷介孤高」の解説

狷介孤高

自分の意志をかたく守って、人々から離れ品格を高く保っていること。俗世に超然としていること。

[活用] ―な・―の・―だ。

[使用例] 狷介孤高とでもいうべき、かつての信救得業らしいところが[花田清輝*小説平家|1965~67]

[解説] 「狷介」の「狷」は主義を固く守ること、「介」は孤立する、一人であること。「狷介」は自分の意志を固執し、他と強調しない様子をいいます。

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