猩猩海老(読み)しょうじょうえび

精選版 日本国語大辞典 「猩猩海老」の意味・読み・例文・類語

しょうじょう‐えびシャウジャウ‥【猩猩海老】

  1. 〘 名詞 〙 オキエビ科のエビ。深海性の珍種で、日本では駿河湾にすみ、大正七年(一九一八)に昭和天皇が摂政当時に沼津海岸で採集したのが最初分布は広く、インド西太平洋から東大西洋に及ぶ。体長二〇センチメートルに達する大形種。全身猩々緋深紅色)で美しい。表面はなめらかで頭胸部が比較的大きい。額の上の突起短い。第一・第二胸脚は長く、はさみをそなえ、第三胸脚は細長く、残りの胸脚は短く小さい。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android