猪子場新田(読み)いのこばしんでん

日本歴史地名大系 「猪子場新田」の解説

猪子場新田
いのこばしんでん

[現在地名]栄町猪子場新田

嵐南平野部の自然堤防地上に開けた村で、南は大和田おおわだ村・福島ふくしま新田・一ッ屋敷ひとつやしき新田、北は貝喰かいばみ新田。元禄一一年(一六九八)の新田年号并枝村方角道法付(新発田市立図書館蔵)には、寛永一三年(一六三六)開発立村とあるが、慶長一〇年(一六〇五)新発田藩の給知方村々高目録(新発田市史資料)に「本乗寺ノ豕場村」毛付一五石九斗余・荒九石九斗余、「大面の豕場村」毛付一八石一斗余・荒六七石四斗余、「向豕場村」水入荒一一六石八斗余がみえ、正保国絵図には「猪之場新田 四十八石余」、元禄郷帳には「両猪子場新田」一一〇石八斗余、天保郷帳には「古者両猪子場新田」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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