猫啼温泉(読み)ねこなきおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「猫啼温泉」の意味・わかりやすい解説

猫啼温泉
ねこなきおんせん

福島県中通り南部、石川郡石川町にある温泉。今出川(いまでがわ)に臨み、国道118号沿いにある。ラジウムを含む放射能泉で、周辺の母畑(ぼばた)、片倉温泉などとともに母畑・石川温泉郷をなす。和泉式部(いずみしきぶ)の愛猫の傷がこの温泉によって治癒したという伝説がある。JR水郡(すいぐん)線磐城(いわき)石川駅下車。

原田 榮]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「猫啼温泉」の解説

猫啼温泉

福島県石川郡石川町、今出川沿いにある温泉。名称は平安中期の女流歌人、和泉式部の飼い猫の病がこの温泉で癒えたという伝説から。

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