猿ヶ島村(読み)さるがしまむら

日本歴史地名大系 「猿ヶ島村」の解説

猿ヶ島村
さるがしまむら

[現在地名]厚木市猿ヶ島

東を相模川が流れ、南西山際やまぎわ村、北西上依知かみえち村に接する。中・近世は依知郷に属し、沖積低地で、正保国絵図に「猿ケ島」とみえる。

近世は、元和期(一六一五―二四)幕府領旗本領の二給。寛永期(一六二四―四四)に旗本領二給となり、享保一一年(一七二六)幕府・旗本土屋領の二給。相模川の出水に常に悩まされ、文久三年(一八六三)旗本土屋領の年貢差引勘定帳(厚木市史史料集八)によると、知行高二〇〇石のうち宝暦元年(一七五一)より安政六年(一八五九)まで川欠引分として米一二六俵三斗余、万延元年(一八六〇)の川欠引分として一俵八升余、同年の砂置分として五一俵二斗余など合計米七二石四升余が引かれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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