デジタル大辞泉
「猿麻桛」の意味・読み・例文・類語
さる‐おがせ〔‐をがせ〕【猿▽麻×桛】
サルオガセ科の地衣類の総称。樹皮上に着生。白緑色の糸状で、枝分かれを繰り返して垂れ下がり、約1メートルになる。日本では40種ほどある。松羅。さがりごけ。《季 夏》「動くもの一夏天のみ―/楸邨」
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さる‐おがせ‥をがせ【猿麻桛】
- 〘 名詞 〙 ( 「さるおかせ」とも ) 地衣類サルオガセ科の植物の総称。日本に約四〇種あり、ふつうは長さ七メートルに達するナガサルオガセと長さ約三〇センチメートルのヨコワサルオガセをいう。糸状によく分岐し淡黄緑色を帯び、いずれも、霧のよくかかる深山の樹木の幹や枝からたれ下がって生える。古くから心臓病、肺病、婦人病などの薬として用いられ、漢方で松羅、民間薬では金線草と呼ばれる。ヨコワサルオガセからリトマス色素がとれる。漢名松蘿、女蘿。さがりごけ。きつねのもとゆい。くものあか。《 季語・夏 》 〔十巻本和名抄(934頃)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
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