日本歴史地名大系 「猿鼻宿」の解説 猿鼻宿さるはなしゆく 宮城県:刈田郡蔵王町平沢村猿鼻宿[現在地名]蔵王町平沢 町尻笹谷(ささや)街道の宿駅で平沢(ひらさわ)村のうち。「平沢村安永風土記」によれば、長さ二町・家数一八軒で、北の前川(まえかわ)村川崎(かわさき)宿(現柴田郡川崎町)へは二里六町・本荷九六文、南の円田(えんだ)村永野(ながの)宿へは三一町余・本荷三五文であった。同風土記によると、猿鼻町を取立てたのが慶長七年(一六〇二)で、代数有之百姓源左衛門の祖油井氏などが検断を勤めた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by