玄【ぼう】(読み)げんぼう

百科事典マイペディア 「玄【ぼう】」の意味・わかりやすい解説

玄【ぼう】【げんぼう】

奈良時代の法相(ほっそう)宗の僧。俗姓阿刀(あと)氏。716年入唐(にっとう),法相を学び,735年帰国。後,僧正(そうじょう)に任ぜられ,橘諸兄(たちばなのもろえ)のもとで吉備真備(きびのまきび)とともに政界にも権力を振るった。藤原広嗣(ひろつぐ)は玄【ぼう】らを除こうとしたが失敗。しかし藤原仲麻呂(なかまろ)が台頭すると,745年筑紫(つくし)の観世音(かんぜおん)寺別当に左遷され,そこで死んだ。
→関連項目藤原広嗣藤原広嗣の乱

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む