玄【ぼう】(読み)げんぼう

百科事典マイペディア 「玄【ぼう】」の意味・わかりやすい解説

玄【ぼう】【げんぼう】

奈良時代の法相(ほっそう)宗の僧。俗姓阿刀(あと)氏。716年入唐(にっとう),法相を学び,735年帰国。後,僧正(そうじょう)に任ぜられ,橘諸兄(たちばなのもろえ)のもとで吉備真備(きびのまきび)とともに政界にも権力を振るった。藤原広嗣(ひろつぐ)は玄【ぼう】らを除こうとしたが失敗。しかし藤原仲麻呂(なかまろ)が台頭すると,745年筑紫(つくし)の観世音(かんぜおん)寺別当に左遷され,そこで死んだ。
→関連項目藤原広嗣藤原広嗣の乱

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