玄中寺跡(読み)げんちゆうじあと

日本歴史地名大系 「玄中寺跡」の解説

玄中寺跡
げんちゆうじあと

[現在地名]八戸市類家一丁目

かつての古玄中寺ふるげんちゆうじにある。黄檗宗。寛保四年(一七四四)の諸寺院寺号山号帳(八戸市立図書館蔵)に「一宇治黄檗山万福寺末寺 万聚山玄仲寺」とある。八戸祠佐嘉志写(同館蔵)によれば本尊薬師如来で、元禄年中(一六八八―一七〇四)豊山ぶさん寺の勧水が庵寺として創立し、鉄作の代に再興して山号寺号を法光ほうこう(現三戸郡名川町)よりもらい受け、享保二年(一七一七)には一切経堂を建立したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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