玉垣御厨(読み)たまがきのみくりや

日本歴史地名大系 「玉垣御厨」の解説

玉垣御厨
たまがきのみくりや

平安時代からの伊勢神宮の御厨で、建久三年(一一九二)八月の神領注文(神宮雑書)に「玉垣御厨 ○殿下御領并外宮権神主故晴康等所也、已上件神戸・御厨等、依康和三年八月廿一日 宣旨検注建立(下略)」とあって、もと摂関家および外宮神主領であったが康和三年(一一〇一)内宮の御厨となっていたことがわかる。また「神鳳鈔」にも「内宮玉垣御厨八十三丁三反余、九石、六九十二月」とあり、神宮領として広大な御厨であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android