玉城跡(読み)たまぐすくあと

日本歴史地名大系 「玉城跡」の解説

玉城跡
たまぐすくあと

[現在地名]現天城町天城

グスク跡。徳之島西岸の中央部、東シナ海につながる平土野へとの港の北側、真瀬名まぜな川河口右岸にあり、標高四一メートルを最高地点とする隆起珊瑚の孤立した台地を主体とする。伝承では琉球人が攻撃に来て没し、崖墓に祀られたとか、琉球人が籠城したグスクという。また大和やまと城主は男の按司当城主は女のノロクメで、大和城は当城の見張所であったともいう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android