日本歴史地名大系 「玉寺」の解説 玉寺ぎよくれんじ 茨城県:日立市東河内上村玉寺[現在地名]日立市東河内町 玉簾(たまだれ)里川に近く、臨済宗に属し、瀑布山と号し、本尊は釈迦如来。延宝六年(一六七八)徳川光圀の命で創建。貞享三年(一六八六)光圀が定朝作と伝える木造観音菩薩坐像を寄進、常陸国内一四番の札所とした。「新編常陸国誌」に「松ノ葉越ニ、二重ノ塔一二里前ヨリ見ユル、此土地は入四間月山ノ続キナリ、表門ハ往還ヨリ少上ニ見ユル、寺中ニ至テ見レバ、客殿ノ前大山ノ裾ノ巌石ヲ用テ、スグ庭トセリ、少モ手入ナク、誠ニ自然ノ庭ノ如シ」と記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by